近年、利用者が増加しているVOD (ビデオ・オン・デマンド)は、自宅以外にもホテルなどで楽しまれています。
日本ではVODは「動画配信サービス」と呼ばれることが多く、月額制(サブスク)の料金プランが一般的です。
このサービスの魅力は、時間や場所の制約を受けず、スマートフォンやパソコン、テレビなど様々な機器から豊富な作品を楽しめるところにあります。
多くのサービスでは無数の作品が用意されており、基本料金を支払えば、好きなだけ視聴可能です。
しかし、ホテル滞在中に気になるのが「スタッフに履歴が見られるのではないか?」という点でしょう。
そこで今回は、このVODをホテルで視聴するとバレるのか解説していきます!
【結論】ホテルスタッフがVODの履歴を閲覧している可能性も否定できない
ホテルで提供されるVODサービスは、一見便利に思えますが、実際には様々な制限や問題点があります。
まず、プライバシーの観点から懸念が多いのが現状です。
ほかのVODサービスと同様、ホテルのVODも視聴履歴が記録されています。
ほぼ全てのホテルでは宿泊客のプライバシーを尊重していますが、極々一部のホテルでは従業員が視聴履歴を閲覧している可能性も完全否定はできません。
プライバシーをかなり気にされる方は、ホテルのVODの使用は避けるべきかもしれません。
ホテルのVODサービスについて知っておくべきこと
履歴閲覧などのプライバシー以外にも、ホテルのVODサービスには問題点があります。
提供される作品の質と量に関して、一般のVODサービスと大きな差がある点です。
一般的なVODサービス、例えばU-NEXTなどでは、DVD発売直後の映画やテレビ放送直後のドラマが配信されることも珍しくありません。
対照的にホテルのVODでは、多くの場合は誰もが知っているような有名な旧作のみが提供されています。
アパホテルや東横インなどの主要ホテルチェーンで採用されている「VODルームシアター」というサービスがその典型例です。
このサービスで視聴可能な作品リストを確認すると、その制限が明らかになります。
また、利用手続きの煩雑さも考慮すべき点です。
ホテルによって利用登録の方法が異なり、チェックイン時に登録が必要な場合もあれば、客室のテレビから登録するケースもあります。
しかも、ホテルや宿泊のたびに毎回登録が必要となるため、頻繁に利用する場合は手間がかかります。
これらの要因を考慮すると、ホテル滞在中のエンターテイメントには、自身のデバイスと一般的なVODサービスを活用する方が、コスト面でもコンテンツの充実度でも、そしてプライバシーの観点からも有利かもしれません。
ホテルのVODサービスを利用する際は、これらの点を十分に理解した上で判断しましょう。
料金面で見るホテルVODサービスの実態
多くのホテルで導入されているVODサービス。
人気のビジネスホテルチェーンでは、ほぼ確実にこのオプションが用意されています。
しかし、このサービスには注意が必要です。
多くの宿泊客が最初は無料サービスだと勘違いしがちですが、実際はそうではありません。
ホテルのVODは一般的に料金が発生し、その価格設定はかなり高めです。
一般的には、1日あたり500円から1000円ほどの料金が請求されます。
では、一般的なVODサービス(U-NEXTやNetflix、ABEMAプレミアムなど)とホテルのVODを比較してみましょう。
一般的なVOD
・月額料金は400円から2000円程度
・提供作品数は1万から10万本にも及ぶ
・視聴デバイスはスマートフォン、パソコン、テレビ、タブレット、ゲーム機など多岐にわたる
ホテルのVOD
・1日あたり500円から1000円
・作品数は100から1000本程度
・視聴可能なのはホテル客室のテレビのみ
この比較から明らかなように、ホテルのVODは提供されるサービス内容に対して、かなり高額な料金設定となっています。
限られた作品数と視聴デバイスにもかかわらず、一般的なVODの月額料金に匹敵するような日額を請求されるケースも少なくありません。
【解決策】旅先や出張先のホテルで動画を観たくなったらどうする?
ホテルのVODサービスの実態を詳しく見てきた結果、そのコスパ(費用対効果)の低さが明らかになりました。
旅先や出張先のホテルで映画やドラマを楽しみたい方には、より魅力的な選択肢があります。
一般的な動画配信サービス、例えば「ABEMAプレミアム」を利用するのがおすすめです。
これらのサービスを自身のスマートフォンやパソコンで使用すれば、ホテルのVODと比較して多くのメリットがあります。
- 豊富なコンテンツ
最新作から名作まで、幅広い選択肢が用意されています。 - コスパ(費用対効果)
月額料金で多数の作品が見放題になるため、長期的に見れば大幅な節約になります。 - 視聴デバイスの自由
スマートフォン、タブレット、ノートPCなど、好みのデバイスで視聴できます。 - 視聴履歴(プライバシー)の保護
個人アカウントでの利用なので、視聴履歴が他人に漏れる心配がありません。 - 継続性
旅行や出張が終わっても、帰宅後も同じサービスを利用し続けられます。
ABEMAプレミアムなどを活用すれば、旅先でも自宅と変わらない快適な視聴環境を手に入れられます。
ただし、インターネット接続環境には注意が必要です。
ホテルのWi-Fiが不安定な場合は、モバイルデータ通信の利用も検討しましょう。
結論として、旅行や出張中の動画視聴には、ABEMAプレミアムなど一般的な動画配信サービスの利用が最適解と言えるでしょう。
コスト、コンテンツの質と量、使い勝手のすべてにおいて、ホテルのVODを大きく上回る選択肢となります。
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