旅行や出張の荷物を、あらかじめ宿泊先のホテルへ送っておく。身軽に移動できる便利な方法ですが、いざ送り状を書こうとすると「宛名は誰にすればいいのか」で手が止まります。
ホテル名だけ書けばいいのか、自分の名前はどこに書くのか。ここを間違えると、受け取ってもらえないことがあります。
この記事では、ホテル公式サイトが案内している書き方をもとに、宛名の正解と送る前の手順をまとめます。
ホテル名のあとに「フロント気付(きづけ)」、そのあとに宿泊日と宿泊者のフルネームを書きます。
〒231-0002
神奈川県横浜市中区海岸通5-25-3
○○ホテル フロント気付
9月16日チェックイン 山田 太郎 様
- 送る前にホテルへ一報を入れる
- 送料は必ず「元払い」(着払いは受け取ってもらえないことがある)
- 到着日は「チェックイン前日以降」で日付指定する
ホテルに荷物を送るときの宛名の書き方

送り状の宛名は、次の4つを順番に書きます。
| 書く順番 | 内容 | 例 |
|---|---|---|
| 1. 住所 | ホテルの郵便番号・住所 | 〒231-0002 神奈川県横浜市中区海岸通5-25-3 |
| 2. ホテル名+気付 | ホテル名のうしろに「フロント気付」 | ○○ホテル フロント気付 |
| 3. 宿泊日 | チェックインする日 | 9月16日チェックイン |
| 4. 宿泊者名 | 予約した人のフルネーム | 山田 太郎 様 |
電話番号の欄には、ホテルの電話番号ではなく自分の携帯番号を書いておくと、配送業者から連絡が来たときに対応できます。
「気付(きづけ)」とは何か
「気付」は、その人の住所ではない場所に荷物や郵便を届けてもらうときに使う表記です。ホテル・病院・出向先などに滞在している人あてに送る場合に使います。
ホテルに荷物を送る場面では、「その住所の持ち主はホテルだが、受け取るのは宿泊者である」ことを伝える役割があります。これがないと、荷物がホテル宛ての備品や郵便物と区別できません。
「フロント気付」と書くと、フロントで預かってほしいという意味がより明確になります。
実際のホテルはどう案内しているか
実例として、アパホテル&リゾート〈横浜ベイタワー〉の公式サイトのよくあるご質問では、荷物の送付について次のように案内されています。
| 項目 | 案内されている内容 |
|---|---|
| 送るタイミング | 宿泊の予約後に送る。チェックイン前日以降の日付指定 |
| 送料 | 元払いのみ受け取り可能 |
| 宛名 | ホテル名のあとに「フロント気付」。宿泊者のフルネーム(カタカナ)と宿泊日を記入 |
| 預かれないもの | 現金、貴重品、壊れ物、温度・湿度管理が必要なもの |
公式が案内している書き方でも、「フロント気付」+宿泊者名+宿泊日という組み合わせになっています。名前の読み方をカタカナで書くよう求めている点も参考になります。
なお、ここに書かれているのはこのホテルの案内です。ルールはホテルごとに違うので、泊まる予定のホテルの公式サイトも必ず確認してください。
送る前に必ずやること

1. ホテルに一報を入れる
すべてのホテルが荷物の事前預かりに対応しているわけではありません。保管スペースや人員の都合で断る施設もあります。
電話でもメールでも構いません。「◯月◯日に宿泊予定の△△です。事前に荷物を送らせていただくことは可能でしょうか」と伝えれば十分です。予約番号を控えておくと話が早く進みます。
2. 必ず「元払い」で送る
着払いや代金引換で送ると、ホテルが立て替えることになるため受け取りを断られます。先ほどのアパホテルの案内でも「元払いのみ受け取り可能」と明記されています。
3. 到着日を指定する
配送業者の伝票でお届け日を指定します。指定しないと、予定より早く着いてホテルが困ることになります。
何日前から受け取ってもらえる?

基本は「チェックイン前日」到着です。前述のアパホテル&リゾート〈横浜ベイタワー〉も、チェックイン前日以降の日付指定を求めています。
もっと早く送りたい場合の扱いはホテルによって変わります。何日前まで遡って預かってくれるかは、ホテルの保管スペース次第です。前日より早い到着を希望するなら、事前確認が必須だと考えてください。
逆に、当日着の指定はおすすめしません。天候や渋滞で配送が遅れると、チェックインしても荷物が手元にない状態になります。前日着で指定しておくのが安全です。
「宅配便で事前に送る」ことと、「チェックイン前にフロントで手荷物を預かってもらう」ことは別の扱いです。アパホテル&リゾート〈横浜ベイタワー〉の場合、フロントでの手荷物預かりはチェックイン・チェックアウト当日のみで、日をまたぐ預かりはできないと案内されています。混同しないようご注意ください。
送れない荷物・断られやすい荷物

ホテルは荷物の中身を確認できないため、保管に責任が持てないものは受け取りを断ります。
- 現金・貴重品(紛失時の責任が取れないため)
- 壊れ物
- 温度・湿度の管理が必要なもの(冷蔵・冷凍品、生ものなど)
- 着払い・代金引換の荷物
これらはアパホテル&リゾート〈横浜ベイタワー〉が公式サイトで預かれないものとして挙げている項目です。同じような制限を設けているホテルは多いですが、サイズや重さの上限はホテルごとに異なるため、大きな荷物を送る場合は事前に確認してください。
保管料はかかる?

宿泊者向けのサービスとして、無料で預かるホテルが多いです。今回確認したアパホテル&リゾート〈横浜ベイタワー〉の案内にも、保管料の記載はありませんでした。
ただし料金体系はホテルによって異なります。有料としている施設や、個数・日数で条件を設けている施設もあります。金額を知りたい場合は、事前連絡のときに一緒に聞いてしまうのが確実です。
ホテルに送った荷物の受け取り方

- チェックインのときに「荷物を送っています」と伝える
- 送り状の控え(伝票番号)を見せる。スマホの発送完了メールでも構いません
- 受け取ったらその場で外装と中身を確認する
- 破損や不足があれば、その場でフロントに申し出る
部屋に入ってから気づいて申し出ると、配送中の破損かどうかの判断が難しくなります。確認はフロントで済ませるのが確実です。
大きな荷物は部屋まで運んでくれることもあります。チェックインが混雑している場合は、荷物だけ後で受け取ることもできるので、保管場所と受け取り方法を聞いておきましょう。
荷物が重くて持っていけないときは
そもそも「重い荷物を運びたくない」のが目的なら、送る方向を増やすと移動がぐっと楽になります。
- 自宅 → ホテル:この記事で説明した方法
- ホテル → 自宅:チェックアウト時にフロントで発送を頼める場合があります
- ホテル → 空港:空港受け取りの配送サービスを扱うホテルもあります
行きも帰りも手ぶらにできれば、旅行中に増えたお土産も気になりません。取り扱いの有無と締め切り時刻はホテルごとに違うので、こちらも事前確認が確実です。
荷物の受け取りに対応する宿を探すなら
荷物を事前に送りたい場合、予約前に対応の可否を確かめられると安心です。じゃらんnetや楽天トラベルでは、宿ごとのページに設備・サービスの案内と問い合わせ先が載っています。
予約したあとに「送れません」と分かるより、候補の段階で確認しておくほうが確実です。
- ホテル側のルールの例として、アパホテル&リゾート〈横浜ベイタワー〉公式サイトの「よくあるご質問」を2026年8月22日に確認し、記載内容を要約しています
- 受け取りの可否・日数・料金・サイズ制限はホテルごとに異なります。必ず宿泊予定のホテルにご確認ください
- 各ホテルの案内は変更されることがあります。最新の内容は各公式サイトでご確認ください


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