ホテルは安全な施設だと思われがちですが、意外とさまざまなセキュリティ上の危険性が潜んでいます。
とくに海外のホテルは要注意で、外務省も一部の国では警告を出しているほどです。
そのためホテルに宿泊する際は、あらかじめ注意すべき点を知り、適切な防犯対策を取っておくことが大切です。
この記事では、ホテルでの防犯対策について、具体的なリスクとその対策方法を詳しく解説します!
安全で快適なホテルステイを実現してくださいね!
ホテルのセキュリティ上のリスクは意外とある!
ホテルには、以下のようにセキュリティ上の危険性があります。
・不審者が客室に侵入してくるリスク
・金庫(セキュリティボックス)から盗難被害に遭うリスク
・共用部で置き引き被害に遭ったり、貴重品を盗まれたりするリスク
・ホテルのWi-Fiセキュリティが脆弱で個人情報流出のリスク
それでは、一つひとつ解説していきます!
不審者が客室に侵入してくるリスク
ホテルは不特定多数の人が出入りする施設であり、不審者が侵入するリスクがあります。
そのため、客室にも不審者が入ってくる可能性があるのです。
実際、美容外科医として有名な高須幹弥先生もYouTube上で知らない男性が侵入してきた恐怖の体験談を語っています(高須先生のケースでは、ホテル側のミスで相手の男性は不審者ではなかったようです)。
ちなみに発言小町にも似たような事態になったもののドアチェーンのおかげで助かった方の体験談が紹介されています。
先日、大阪のホテルに宿泊した際、深夜、部屋の鍵を開けられました。
幸い、ドアチェーンをかけていたので、部屋の中に入ってこられることは防げましたが、信じられませんでした。
注意!ホテルで深夜、部屋の鍵を開けられました
やはり客室に不審者を入れないためには、ドアは必ず施錠し、ドアチェーンを掛けることが大前提です。
また、ドアを開ける際は、覗き穴やドアスコープで相手の顔をしっかりと確認するようにしましょう。
不審者だと感じたら、ドアを開けずにフロントへ連絡を取ることが大切です。
ホテル側も宿泊客の安全を守るために、警備員の配置や防犯カメラの設置など、セキュリティ対策を講じていますが、宿泊者も最低限の防犯意識を持つとより安心して宿泊できます。
金庫(セキュリティボックス)から盗難被害に遭うリスク
ホテルの客室には金庫やセキュリティボックスが設置されていますが、ここから盗難被害に遭うリスクもあります。
まずは金庫の使用方法を正しく理解し、暗証番号を設定する際は他人に知られないよう注意しましょう。
また、金庫に頼りすぎず、持ち運びできるとくに貴重なモノは身に付けるようするのが無難です。
万が一、盗難被害に遭った場合は、速やかにホテルのフロントへ報告し、警察へも相談・通報するべきです。
共用部で置き引き被害に遭ったり、貴重品を盗まれたりするリスク
ホテルのロビーやレストランなどの共用部でも置き引き被害や貴重品の盗難リスクがあります。
持ち物から目を離さないようにし、荷物は常に手元に置いておくことが大切です。
スーツケースにはワイヤーや南京錠をかけておくと良いでしょう。
ホテルのWi-Fiセキュリティが脆弱で個人情報流出のリスク
窃盗や侵入と比べて、盲点になりがちなのがネットセキュリティです。
ホテルの公共Wi-Fiは、セキュリティが脆弱であるケースも多く、個人情報流出のリスクがあります。
とくにパスワードの無い(暗号化されていない)Wi-Fiだった場合は、可能な限り使用を避けて、モバイルデータ通信を利用しましょう。
どうしてもホテルのWi-Fiを使用する必要がある場合は、VPN(バーチャルプライベートネットワーク)を使用して通信を暗号化するのが無難です。
また、オンラインバンキングからの送金やクレジットカード情報の入力など、機密性の高い操作はホテルの宿泊中には避けた方が良いでしょう。
不正送金や不正なクレカ利用は、今でも被害の報告が後を絶ちません。
ホテルでの防犯対策のポイントは?
ここからは、あらためてホテルでの防犯対策のポイントについて詳しく解説していきます!
安全な宿泊のために要チェックです!
南京錠とワイヤーで勝手に荷物を開けられないようにする
現金などは必要最低限の金額しか持ち歩かない
安全性の高いWi-Fiを用意しているホテルを選ぶ
ホテルのWi-Fiを使用しているときは個人情報を送受信しない
警備員や防犯カメラの設置など防犯意識の高いホテルを選ぶ
安全な宿泊ができるかどうかは、ホテル選びでかなり左右されます。
警備員の配置や防犯カメラの設置状況など、ホテルの防犯体制を事前にチェックすることが重要です。
24時間体制で警備員が常駐していたり、館内各所に防犯カメラが設置されていたりするホテルは、防犯意識が高いと言えるでしょう。
また、客室ドアにはデジタルロックや二重ロックが採用されているかも確認しておきたいポイントです。
ホテルの公式サイトや予約サイトの情報、口コミなどを参考に、防犯体制の整ったホテルを選ぶようにしましょう。
南京錠とワイヤーで勝手に荷物を開けられないようにする
ホテル滞在中は、自分の荷物の管理にも注意を払う必要があります。
とくにスーツケースは、他人に勝手に開けられてしまうリスクがあるので、南京錠とワイヤーを使って施錠することをおすすめします。
南京錠で鍵をかけ、ワイヤーでスーツケースとホテルの固定物を繋げば、持ち運びされる心配がありません。
また、スーツケースに貴重品を入れたままにせず、常に身に付けるか、客室の金庫に預けるようにしましょう(ただし先ほど紹介した通り金庫の中も絶対ではありません)。
現金などは必要最低限の金額しか持ち歩かない
ホテル滞在中は、現金やクレジットカードなどの貴重品は必要最低限の量だけ持ち歩くようにしましょう。
多額の現金を持ち歩いていると、盗難や紛失に遭ったときに被害が大きくなってしまいます。
また、クレジットカードの利用明細をこまめにチェックし、不正利用の兆候がないかを確認することも大切な防犯対策の一つです。
安全性の高いWi-Fiを用意しているホテルを選ぶ
ホテル選びの際は、Wi-Fiの安全性にも注目しましょう。
とくに宿泊中にPCで仕事をするサラリーマン・OLの方は必須と言っていいほど見なくてはいけない項目です。
暗号化されていないWi-Fiを使用すると、個人情報が盗まれる可能性があります。
ホテルの公式サイトや予約サイトで、Wi-Fiのセキュリティ対策について確認し、安全性の高いWi-Fiを提供しているホテルを選ぶことが何よりも大切です。
また、VPN(バーチャルプライベートネットワーク)を利用できるホテルであれば、より安心してインターネットを利用できるでしょう。
ホテルのWi-Fiを使用しているときは個人情報を送受信しない
たとえホテルが安全性の高いWi-Fiを提供していても、公共Wi-Fiを使用する際は注意が必要です。
クレジットカード情報や個人情報を送受信する際は、ホテルのWi-Fiではなく、モバイルデータ通信を利用するのが安全です。
どうしてもホテルのWi-Fiを使用する必要がある場合は、VPNを経由して通信を暗号化し、個人情報を保護しましょう。
また、インターネットバンキング(オンラインバンキング)などの機密性の高い操作は、公共Wi-Fiでは避けるべきです。
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