ホテルでカップ麺(カップヌードル)を食べた後、残った汁をどのように処理するべきか悩んだことはありませんか?
実は、ホテルの部屋でカップ麺の汁を適切に捨てることは意外と難しい問題となっています。
なぜなら誰もが思いつく「シンクやトイレに流す」をしてしまうと排水管の詰まりや悪臭の原因になってしまうからです。
そこで今回の記事では、ホテルでのカップ麺の汁の正しい処理方法を4つ紹介します!
これさえ守れば、ホテルでカップ麺を楽しむ際に汁の処理で悩むことはなくなります!
そのまま部屋に置いておき、清掃のスタッフの方に処分してもらうのが最も確実かつ簡単です!
ただし蓋を開けたままにしておくと、古いホテルの場合は害虫が寄ってくる可能性もあるので、蓋は閉めておいた方が良いでしょう。
その上で、容器の側に「残り汁が入っています。処分をお願いします。」と書いた紙を置いておくと親切です(清掃の方が新品と間違えてこぼしてしまうことを予防できます)。
【推奨】ホテルでのカップ麺の汁の正しい処理方法は大きく4つ
ホテルで小腹が空くと、カップラーメンを食べたくなりますよね。
そして出てくる残り汁ですが、ホテルでのカップ麺の汁の正しい処理方法は大きく4つあります。
・そのまま部屋に置いておき、清掃スタッフの方に処分をお願いする(おすすめ!)
・全て飲み干す
・紙に汁を吸わせてから捨てる
・凝固剤を汁に入れて、固まってから捨てる
それでは、一つひとつ解説していきます。
そのまま部屋に置いておき、清掃スタッフの方に処分をお願いする
カップ麺の残り汁の最も確実かつ簡単な処分方法は、そのまま部屋に置いておき清掃のスタッフの方に処分してもらう方法です。
ただし蓋を開けたままにしておくと、古いホテルの場合はゴキブリなどの害虫が寄ってくる可能性もあるので、蓋は閉めておいた方が良いでしょう。
その上で、容器の側に「残り汁が入っています。処分をお願いします。」と書いた紙を置いておくと親切です(清掃の方が新品と間違えてこぼしてしまうことを予防できます)。
全て飲み干す
SNSなどを見ると、ホテル滞在中はカップ麺の汁を全て飲み干すという方も意外と多かったです。
確かに汁を全て飲んでしまえば、容器をゴミ箱に入れるだけなので一件落着です。
ただしカップ麺は塩分が多い商品ばかりなので、お世辞にも健康に良い行為だとは言えません。
厚生労働省も食塩摂取は高血圧の原因になるとして、減塩を推進しています。
健康に気を遣っている方には、あまりおすすめできない方法です。
カップ麺の汁の捨て方という本題から逸れますが、塩分が少ないカップ麺のリストが日本即席食品工業協会のサイト「インスタントラーメンナビ」で公開されています。
カップ麺好きな方で、高血圧が気になっている場合は参考にしてもいいかもしれません!
紙に汁を吸わせてから捨てる
カップ麺の汁を処理する方法として、紙に汁を吸わせるという方法もあります。
部屋にあるティッシュペーパーやトイレットペーパーを使って、カップの中の汁を丁寧に吸い取ります。
紙が汁を吸った状態でゴミ箱に捨てれば、汁が漏れ出す心配もありません。
ただし、残りの汁の量が多い場合は、大量の紙を使うことになる&部屋に備え付けのゴミ箱がすぐにいっぱいになるので、おすすめできません。
また、ゴミ箱から悪臭が漂う原因にもなり、最悪の場合はゴキブリが寄ってくるなどの事態も考えられます。
残り汁が少量であり、かつ不要なビニール袋を持っている方は、この方法をとっても良いでしょう。
凝固剤を汁に入れて、固まってから捨てる
出張などホテルに泊まることが多い人がよくやる処分方法は、凝固剤(残り汁を固めてくれる薬剤)を使う方法です。
実は100円ショップでも凝固剤は購入可能です。
事前にホテルでカップ麺を食べることがわかっている場合は、用意しておくと良いでしょう。
多くの凝固剤は消臭効果もあるので、臭いも問題ありません。
ちなみにAmazonなどでも凝固剤は売っています。
【非推奨】カップ麺の汁をシンクやトイレに流すのは危険!
ホテルの部屋でカップ麺を食べた後、面倒だからと残り汁をシンクに流してはいけません。
また、トイレも詰まる可能性がないとは言えないので流さない方が無難です。
普段自宅でそのような処理をしていたとしても、ホテルではくれぐれも注意が必要になります。
カップ麺に含まれる油が排水管内で固まる
カップ麺のスープには、麺を美味しく仕上げるためにたっぷりの油が使用されています。
とくに、豚骨ラーメンや味噌ラーメンのスープには脂肪分が多く含まれており、常温で固まりやすい特徴があります。
この油が排水管内に入り込むと、管内の壁面に付着して徐々に固まっていきます。
そうして油の塊が蓄積されていくと、やがて排水管の詰まりを引き起こしてしまうのです。
油が原因の詰まりは、一度発生すると簡単には解消できません。
解消するには業者による高圧洗浄が必要となり、多額の修理費用がかかることもあります。
ホテル側が原因を突き止めた場合、その費用を宿泊客に請求されるリスクも全くのゼロではありません。
場合によっては排水不良を起こし逆流する
排水管の詰まりが悪化すると、シンクに水を流しても一向に排水されなくなってしまいます。
そうなると、汚水があふれ出して部屋中が水浸しになる危険性があります。
たとえ床が水浸しにならなくても、排水口から悪臭が漂ってくるようになるでしょう。
さらに状況が悪化すると、詰まっていた汚物が一気に逆流してくる可能性もあります。
汚物の逆流は、衛生面でも深刻な問題を引き起こします。
不衛生な状態が続けば、病原菌が部屋中に蔓延してしまうかもしれません。
自分の部屋で起きたトラブルで、ほかの宿泊客に迷惑をかけるわけにはいきません。
ホテルは不特定多数が利用する公共の場であることを意識し、適切な汁の処理を心がけましょう。
【とは言え】実はトイレなら流して大丈夫というホテルも多い
とは言え、シンクはともかく、トイレなら残り汁を流しても大丈夫というホテルは多いです。
実際にYahoo!知恵袋では、ホテルでカップ麺の残り汁をどう処分すればいいのか?という質問に対して、以下のような客室清掃経験者の回答がありました。
トイレに流します
清掃係に頼んでもトイレに流すでしょう
それならご自分で流してカップもゴミ箱に捨てておいた方が清掃係は余計な手間を取られないので喜ぶでしょう客室清掃経験者
Yahoo!知恵袋
ほかにもネット上では、「フロントに電話したらトイレに流すように言われた」というような体験談も多数見られました。
それでは、なぜ今回の記事で推奨する処理方法に「清掃スタッフに処分してもらう」を入れたかというと、ホテル間でのトイレの質に差があるからです。
もし、この記事を読んでいる方の宿泊しているホテルが古くて、トイレの流れが悪ければ、カップ麺の残り汁で詰まってしまう可能性も考えられます。
僅かながら詰まる可能性があることを考慮するならば、やはり清掃スタッフの方に任せるのが無難でしょう。
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