禁煙のホテルで電子タバコやアイコスを吸ってもバレない?喫煙者向けに詳しく解説!

健康増進法が改正されたことにより、受動喫煙への対策はマナーからルールへとなっています。

このような背景もあり、禁煙ルームが主流となっているホテルで、電子タバコや加熱式タバコ(アイコス)を使用した際の発覚リスクについて、多くの宿泊客が懸念を抱いています。

結論から申し上げますと、禁煙ルームでアイコスなどを使用した場合、発覚する可能性は決して低くありません

そこで今回の記事では、禁煙ルームにおける電子タバコや加熱式タバコの使用が発覚する理由、バレたときのリスクについて詳しく解説します。

ハルカ

ホテルで喫煙できないときにタバコを吸える解決策も紹介します!

【ちなみに】電子タバコや加熱式タバコの定義

最近タバコを吸い始めた方は、電子タバコや加熱式タバコの違いが「なんとなく分かる」のように曖昧かもしれません。
初心者の喫煙者の方には、以下のようなサイトが参考になります!

「加熱式タバコ」と「電子タバコ」はどこがどう違うの?
加熱式たばこと電子たばこの違いと規制について
「加熱式たばこ」 vs. 「電子たばこ」  ~喫煙者の健康リスクの軽減を推進すべき時~

目次

禁煙のホテルで電子タバコや加熱式タバコ(アイコス)を吸ってバレる理由

一部の宿泊客の間で、禁煙ルームでの電子タバコや加熱式タバコ(アイコス)の使用が発覚しないという誤解が広がっているようです。

しかし現実はそう甘くなく、ホテルで喫煙がバレる確率は高くなっていて、その理由は以下の4つです。

タバコ独特の匂いが原因でバレる
火災報知器の作動が原因でバレる
清掃スタッフが吸い殻を見つけてバレる
ほかの宿泊客の通報でバレる

それでは、一つひとつ見ていきましょう。

タバコ独特の匂いが原因でバレる

電子タバコや加熱式タバコ(アイコス)を禁煙ルームで使用した場合、その特徴的な香りが残留し、ホテル側に発覚する可能性が高いことを認識しておく必要があります。

とくにアイコスなどの加熱式タバコは、紙巻きタバコと比較すると香りが控えめですが、完全に無臭というわけではありません。

多くの人が「焦げたポップコーン」に例える独特の加熱臭が部屋に漂い、それがホテルスタッフや他の宿泊客の注意を引く可能性があります。

ちなみに、紙巻きタバコの場合は状況がさらに深刻です。

煙がカーテンやベッドリネン、壁紙などの室内装飾品に付着し、長時間にわたって強い臭いが残ります。

このため、喫煙の事実を隠蔽するのは極めて困難です。

【コラム】浴室(ユニットバス)で吸ってもバレる?

ホテルの浴室(ユニットバス)での喫煙は、一見安全に思えるかもしれませんが、実際にはかなり危険な選択肢です。

多くのホテルでは、換気システムが複数の客室間で相互に接続されているため、あなたの部屋の浴室で発生したタバコの煙や臭いが、予期せぬ形で他の客室に流れ込む可能性があります。

この状況下で、隣室や近隣の客室の宿泊客が突然漂ってきたタバコの臭いに気付き、不快に感じてフロントに苦情を申し立てる事態が発生する可能性が高くなります。

そうした苦情を受けたホテルスタッフは、必然的に臭いの発生源を特定するための調査を行うでしょう。

その結果、あなたの喫煙行為が発覚する可能性が非常に高くなってしまいます。

火災報知器の作動が原因でバレる

ホテルの禁煙ルームでの喫煙行為が発覚するもう一つの重要な要因として、火災報知器の存在が挙げられます。

ホテルに設置された火災報知器

ホテルにおける火災報知器の設置は法律で義務付けられており、これは宿泊客の安全を守るための重要な設備です。

第十七条 学校、病院、工場、事業場、興行場、百貨店、旅館、飲食店、地下街、複合用途防火対象物その他の防火対象物で政令で定めるものの関係者は、政令で定める消防の用に供する設備、消防用水及び消火活動上必要な施設について消火、避難その他の消防の活動のために必要とされる性能を有するように、政令で定める技術上の基準に従つて、設置し、及び維持しなければならない。

消防法|e-Gov法令検索

アイコスなどの電子タバコの場合、発生するのは主に水蒸気であるため、一般的には火災報知器が反応する可能性は低いと考えられています。

しかし、完全に反応しないとは断言できません。

機器の種類や設定、使用状況によっては、火災報知器が反応する可能性も否定できないのです。

もし火災報知器が作動した場合、それは単に喫煙行為が発覚するだけでなく、ホテル全体の避難警報につながる可能性があります。

ちなみに、従来の紙巻きタバコを喫煙した場合、その煙や火が火災報知器を作動させる可能性が非常に高いです。

火災報知器は煙や熱を感知するように設計されているため、タバコの煙に反応して警報を鳴らすことがあります。

これは即座に喫煙行為の発覚につながり、ホテルスタッフや他の宿泊客に迷惑をかけることになります。

清掃スタッフが吸い殻を見つけてバレる

ホテルの禁煙ルームでの喫煙行為が発覚するもう一つの重要な要因は、清掃時に吸い殻が発見されるケースです。

この問題は、多くの喫煙者が見落としがちな点ですが、実は非常に重要な注意点となります。

たとえ喫煙後に換気を行い、部屋の臭いを消すことに成功したとしても、ゴミ箱に捨てられた吸い殻は明確な証拠として残ってしまいます。

清掃スタッフ清掃時にこれらを発見すれば、喫煙行為が即座に判明してしまいます。

多くのホテルでは、この問題に対処するため、利用規約や宿泊約款に特別な条項を設けています。

例えば、「禁煙室で吸い殻や空き箱が発見された場合は罰金を請求します」といった注意書きを明記しているケースが少なくありません。

この罰金は決して安くはなく、宿泊料金を大きく上回る場合もあります。

禁煙ルームでの喫煙がホテルにバレるとどうなる?

禁煙ルームでの喫煙行為が発覚した場合、宿泊客は予想以上に深刻な結果に直面する可能性があります。

この問題は単なる規則違反にとどまらず、ホテル側にとっても宿泊客にとっても重大な影響を及ぼす可能性があります。

まず、タバコの臭いが部屋に染み付いてしまうと、その除去は想像以上に困難です。

とくに、カーテンやカーペット、壁紙などの繊維質の素材に臭いが浸透すると、通常の清掃では取り除くことができません。

そのため、ホテルは特別なクリーニングを行う必要があり、その間は部屋を次の宿泊客に提供することができません。

この状況は、ホテルにとって直接的な経済的損失を意味します。

そのため、多くのホテルでは、喫煙が発覚した場合、特別クリーニング代と部屋を貸せなかったことによる逸失利益を合わせて、数万円から数十万円に及ぶ高額な罰金を請求することがあります。

この金額は、通常の宿泊料金をはるかに上回る場合が多く、宿泊客にとって大きな経済的負担となります。

さらに

より深刻なのは、ホテル側が喫煙行為をとくに悪質だと判断した場合の対応です。

そのような場合、宿泊客はホテルのブラックリストに登録される可能性があります。

これは単に一つのホテルだけでなく、同じ系列のホテルチェーン全体での宿泊拒否につながる可能性があります。

つまり、一度の違反行為が、将来的な宿泊オプションを大きく制限してしまう可能性があるのです。

このような厳しい対応は、ホテル側が他の宿泊客の快適さと安全を守るために取る必要な措置です。

禁煙ルームでの喫煙は、アレルギーを持つ宿泊客や子供連れの家族にとってとくに深刻な問題となる可能性があります。

したがって、ホテルの禁煙ルームでの喫煙は、短期的な満足感と引き換えに、長期的かつ重大なリスクを負うことになります。

宿泊客の皆様には、ホテルの規則を尊重し、指定された喫煙エリアを利用することを強くおすすめします。

【代替案】ホテルで喫煙できないときにタバコを吸う方法

ここまで見てきた通り、禁煙ホテルでの喫煙は高いリスクを伴います。

ネット上やSNSで見かける「ベランダでなら大丈夫」「換気しながらだと問題ない」「空気清浄機や消臭剤を使えば証拠隠滅できる」「窓を全開にすれば匂いはバレない」といった情報は、実際には危険性が高く鵜呑みにしてはいけません

そこでここからは、禁煙のホテル滞在中に安全かつ適切に喫煙する方法を紹介します。

ホテル内にある喫煙所(喫煙スペース)を利用する

ホテル滞在中の喫煙に関して、最も安全で適切な選択肢は、ホテル内の指定喫煙所を利用することです。

多くの禁煙ホテルでは、喫煙者のニーズに配慮して、専用の喫煙スペースを設けています

ホテルの喫煙ルーム

これらの場所は、ホテルの規則に完全に準拠しているため、安心して利用可能です。

また、適切な換気設備が整っており、ほかの喫煙者との交流の場にもなるという利点があります。

さらに、喫煙所は客室から比較的近い場所に設置されていることが多く、アクセスが容易です。

非喫煙者に迷惑をかけることなく喫煙を楽しめるため、他の宿泊客への配慮も忘れません。

ホテル到着時や宿泊中に、フロントスタッフや従業員に喫煙所の場所を尋ねるのは全く問題ありません。

むしろ、ルールを守ろうとする姿勢が評価されるでしょう。

このように喫煙所の利用は、ホテルの規則を遵守しつつ、自身の喫煙ニーズも満たせる理想的な解決策です。

ホテルの近くにある喫煙所を探す

ホテル内に喫煙所がない場合、近隣にある喫煙スペースを利用することは選択肢の一つです。

この方法はホテルの規則を遵守しつつ、喫煙のニーズを満たせます。

ホテル外の指定された喫煙所を利用することで、他の宿泊客に迷惑をかけることもありません。

効率的に喫煙所を見つけるには、JTが提供している「喫煙所MAP」が非常に便利です。

このアプリを使えば、ホテル周辺の喫煙可能な場所を簡単に探せます。

事前に喫煙所の場所を確認しておくことで、スムーズに喫煙を楽しめるでしょう。

また、ホテル付近に公共の喫煙所がない場合、店頭に灰皿が設置されているコンビニエンスストアも一つの選択肢となります。

ただし、近年は受動喫煙防止の観点から灰皿を撤去するコンビニも増えているので、事前に確認しておくことがおすすめします。

このように、ホテル外の適切な喫煙スペースを利用することで、ホテルの規則を守りつつ、快適に喫煙を楽しめます。

〜参考リンク〜受動喫煙について学べるサイト集

今回の記事を作成するにあたり、以下のサイトを参考にしました!

受動喫煙 – 他人の喫煙の影響 | e-ヘルスネット
なくそう!望まない受動喫煙
受動喫煙の害 – タバコについて考えてみませんか
受動喫煙対策 – 東京都保健医療局
屋内は原則禁煙!受動喫煙防止のルールを守りましょう
受動喫煙対策|厚生労働省
受動喫煙防止対策|横浜市
望まない受動喫煙を防止する取組みは、マナーからルールに変わっています
受動喫煙による健康影響について、正しい知識を得ましょう!

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この記事を書いた人

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