ホテルで水や保冷剤、氷枕などを凍らせたいと思ったことはありませんか?
そこで、今回の記事では、多くの旅行者が気になる疑問、「ホテルの客室に冷凍庫は備わっているのか」について解説します。
そもそも多くのホテルでは客室に冷凍庫がない
結論から言えば、ほとんどのホテルでは、客室の冷蔵庫に冷凍機能はありません。
一般的に、客室に設置されている冷蔵庫は、冷蔵専用の小型タイプが主流です。
これらは通常、1ドアの箱型で、サイズもそれほど大きくありません。
容量の目安としては、500mlのペットボトルを約10本程度収納できるくらいです。
これ以上の飲み物や食品を入れようとすると、すぐにいっぱいになってしまうでしょう。
このように小さな冷蔵庫ですので、冷凍庫はないのです。
ちなみに右上にあるスペースは、冷凍庫ではなく保冷庫であることが多いです。
基本的に冷凍品を凍ったまま保存できる温度ではありません。
「ホテル 冷凍庫 冷えない」と検索している方は、冷凍庫を使っているつもりで保冷室を使っているのかもしれません。
このように冷蔵庫が設置されている場合でも、そのほとんどが冷蔵機能のみで、冷凍機能を備えていないのが実情です。
多くのホテルでは冷凍品を預かってもらえる
ホテルのフロントでの冷凍品預かりサービスについて、多くの宿泊客が気になるポイントを解説します。
一般的に、ホテルのフロントでは、ご家庭の冷蔵庫の冷凍室程度の容量なら、冷凍品を預かってくれる可能性が高いです。
これは、ホテルスタッフが使用する業務用冷蔵庫の冷凍室を利用して保管するためです。
とくにホテルが頻繁に預かりを依頼されるのが保冷剤です。
多くの宿泊客が、使用前に凍らせておいてほしいと要望しています。
保冷剤であれば、極端に大量でない限り、対応してもらえる可能性が高いでしょう。
通常の冷凍室に収まる程度の量なら問題ないからです。
ただし、預かり可能な量や品目については、ホテルによって方針が異なる場合があります。
例えば
- 高級ホテルでは、より柔軟に対応してくれることがあります
- ビジネスホテルでは、スペースの制約から預かりを制限する場合もあります
また、食品衛生上の理由から、生もの等の預かりは断られる可能性が高いです。
預かりを依頼する際のポイントとしては、以下があります。
- 事前にフロントに相談し、可能な量や品目を確認する。
- チェックイン時に改めて依頼し、受け取り時間を相談する。
- 預ける品物には名前と部屋番号を明記する。
これらの点に注意すれば、多くのホテルで冷凍品の預かりサービスを利用できるでしょう。
ホテルのレストランにある冷凍庫は利用できない?
ホテルのレストランに冷凍品の保管を依頼することについて、多くの方が考えるアイデアですが、実際にはかなり難しい状況にあります。
レストランの冷凍庫を借りるのは、ほとんどの場合で許可されません。
その主な理由は、食品衛生管理の観点からです。
レストランでは、提供する料理の食材を厳重に管理しています。
外部からの食品を、たとえ短時間であっても同じ場所で保管することは、衛生上のリスクを伴うため、多くの飲食施設では避けているのです。
また、ホテルスタッフは、宿泊客の私物の取り扱いにとくに注意を払っています。
食材と一緒に保管することで、万が一の混同や事故を防ぐ意味でも、このような要望にはお断りすることが一般的です。
ちなみに、レストランの冷凍庫は、通常その日の営業に必要な分量の食材でいっぱいになっています。
余分なスペースがあるように見えても、それは食材の入れ替えや緊急時のために確保されている可能性が高いです。
以上の理由から、ホテルのレストランにある冷凍庫で冷凍品を預かることは基本的にできません。
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