ホテルでのダニ対策について詳しく解説!日本でも増加中のトコジラミには要注意!

ダニと一口に言っても、森や山に生息するマダニなど、さまざまな種類があります。

その中でも、とくにホテルなどの宿泊施設で気をつけなくてはならないのが、最近ニュース等で話題になっている「トコジラミ(南京虫)」です。

諸外国において「ベッドバグ」の名で知られ、忌み嫌われているトコジラミ(南京虫)

実は、ホテルなどの宿泊施設でよく発見されます。

上記の表は日本ペストコントロール協会の調査結果です。

我が国では第二次世界大戦後、ほとんど姿を消したものの、国際的な人的・物的交流の活発化に伴い、最近になって再び数を増やしています。

実際に現在では、東京愛知大阪京都など日本各地の都市で警戒されています。

トコジラミの潜伏場所を特定するのは困難であるため、被害を完全に回避することは不可能です。

とはいえ、その影響を最小限に抑えたいと考えるのは当然でしょう。

この記事では、旅先や出張先のホテルからトコジラミを自宅へ持ち込むリスクを軽減するために、実践すべき対策について解説していきます。

目次

ホテルから自宅にトコジラミを持ち込むのはトラブルの元

現時点で、トコジラミが感染症を媒介するという証拠は見つかっていませんが、単なる虫刺されと軽視してはなりません。

トコジラミに刺された場合、個人差はありますが、夜ごと激しい痒みに悩まされ、安眠を妨げられることがあります。

宿泊先から自宅にトコジラミを持ち込んでしまうと、事態はより複雑化します。

一般の人々が独力でトコジラミを完全に除去するのは、ほぼ不可能と言えるでしょう。

最近確認されているトコジラミの多くは、一般に入手可能なピレスロイド系の防虫剤に耐性があり、通常の洗濯では死滅しません。引っ越しをしても、新しい住居に付いてくる可能性が高いのです。

繁殖が進行すると、愛用の家具や衣類、書物などをすべて処分せざるを得ない状況に陥る恐れもあります。

何度駆除を試みても効果が見られないことや、寝具に虫がいることへの不快感から、ストレスを感じる人も少なくありません。

トコジラミに遭遇しないために!ホテル選びのポイント

ホテル予約サイトで事前に口コミをチェックすることは、ホテルの実態を知る上で非常に有効な手段です。

ただし、単に評価を見るだけでなく、口コミの内容を詳細に分析することが大切です。

以下に、効果的な口コミチェックの方法を説明します。

まず、複数のホテル予約サイトやレビューサイトを確認しましょう。

じゃらんYahoo!トラベル一休.comなど、信頼性の高いサイトを中心に情報を集めます。

とくに、直近6ヶ月以内の口コミに注目すると良いです。

これらが最新の状況を反映している可能性が高いです。

次に、「清潔さ」「衛生」「ダニ」「トコジラミ」「南京虫」などのキーワードで検索し、関連する口コミを重点的にチェックしましょう。

ただし、1件の否定的な口コミだけで判断せず、全体的な傾向を見ることが大切です。

また、ホテルの対応にも注目しましょう。

トコジラミの問題が報告された際に、ホテル側が迅速かつ適切に対応しているかどうかを確認します。

問題への対処が適切であれば、そのホテルは信頼できる可能性が高いです。

ホテル予約サイトを迷っている方へ

ちなみに当メディアでは、大手で信頼性の高い「じゃらんnet」の利用をおすすめしています。
じゃらんnetは、国内最大級の利用者がいて口コミの数が豊富です!

トコジラミが出ないホテルを予約したい方にはおすすめです。

【簡単】ホテルの滞在中にできるトコジラミ対策

残念ながら、いかに注意を払っても、トコジラミの侵入を100%防ぐことは困難です。

これらの虫は予想外の場所に潜伏することがあり、「隣接する集合住宅からの侵入」といった事例も報告されています。

完全な予防は難しいものの、宿泊先から自宅へトコジラミを持ち込むリスクを低減するための有効な方策をご紹介します。

ここで一つ誤解を解いておきたいのは、「トコジラミは安価で不衛生な宿にしか存在しない」という考えです。

実際には、部屋の清潔度とトコジラミの存在には直接的な関連がありません。

高級で清潔な施設であっても、トコジラミが発生する可能性は十分にあるのです。

①ホテル到着時には、まず荷物は洗面所へ置くこと

トコジラミは荷物に潜み、自宅へ持ち込まれることが多いです。

そのため、ホテル到着後は速やかに荷物を洗面所に移動させましょう。

トコジラミは滑らかな表面を移動できないため、部屋の点検が完了するまでは浴槽内やタイル床に置くのが安全です。

大型のビニール袋を用意し、荷物全体を覆うのも効果的です。

また、ベッドや床に荷物を広げると、トコジラミの侵入リスクが高まりますので、必要な物のみを都度取り出すようにしましょう。

客室内のトコジラミがいるかどうかよく確認すること

荷物を洗面所に移動後、客室内のトコジラミチェックを行います。

ベッドリネンをめくり、マットレスに虫や卵、脱皮殻、黒い斑点(トコジラミの排泄物)がないか目視で確認してください。

マットレスの角や縫い目、折り返し部分はトコジラミの好む場所なので、とくに注意深く調べましょう。

和室の場合、畳の隙間や敷居との境目、押入れなどが潜伏場所となりやすいです。

トコジラミやその痕跡を発見した場合は、即座にフロントに連絡し、可能な限り離れた部屋への変更を依頼しましょう。

③不安が残る場合は照明を付けたまま就寝すること

マットレスに明確な痕跡がなくても不安が拭えない場合は、アイマスクを着用し照明を点けたまま就寝すると良いです。

トコジラミは夜行性で、明るい環境下では活動が抑制されるためです。

④退室時の荷造りは明るい環境で行うこと

ホテルを出る際の荷造りは、十分な明るさの中で行いましょう。

荷物にトコジラミが付着していないか、必ず目視確認しながら荷造りを進めてください。

⑤帰宅後、迅速に衣類を洗濯すること

自宅到着後は、念のため持ち帰った衣類を速やかに洗濯します。

ただし、洗濯だけでは完全な駆除は困難であることを認識しておいてください。

トコジラミは高温に弱いため、可能であれば高温設定の乾燥機を使用するとより効果的でしょう。

自宅にトコジラミが侵入してしまった際の対応策

トコジラミの持ち込みリスクを軽減する方法はありますが、前述の通り、完全に防ぐことは困難です。

もし不幸にも自宅でトコジラミの存在に気付いた場合、迅速に専門の駆除業者に連絡を取ることが重要です。

一般の方が独力でトコジラミを完全に除去するのは、ほぼ不可能と言えます。

トコジラミは増殖速度が非常に速いため、様子見をしているうちに被害が拡大する恐れがあります。

ハルカ

時間の経過とともに駆除にかかる時間と費用が増大するため、できるだけ早く専門家に相談し、適切な対処を依頼することが賢明です。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

「旅行に役立つ情報を日々配信する情報メディア」をコンセプトに、幅広いジャンルの記事を公開しています!運営企業は株式会社FUWUです。

コメントを残す

コメントする

目次