出張や観光でビジネスホテルに宿泊すると、多くの方がユニットバス付きの客室に宿泊する機会があるでしょう。
このユニットバスは、浴室・洗面台・トイレが一つの空間に集約された便利な設備です。
しかし、従来の日本家屋にあるような広々とした洗い場がないため、不便さを感じる宿泊客も少なくありません。
とくに、ビジネスホテルのユニットバスは、スペースの制約から比較的コンパクトなものが多く、使い勝手に戸惑う方もいらっしゃるでしょう。
そこで今回の記事では、ビジネスホテルのユニットバスを最大限に活用し、快適な入浴体験を得るためのコツを紹介します!
手順①シャンプーやリンスを浴槽の近くに移動させる
ビジネスホテルのユニットバスを快適に利用するコツは、事前の適切な準備にあります。
効率的かつ快適な入浴体験のために、まず必要なアイテムを戦略的に配置することが重要です。
バスタオルはトイレの蓋の上に置き、シャンプーやリンスは浴槽の近くに移動させておくと良いでしょう。
入浴中の動きが最小限に抑えられ、床の濡れを防ぐことができます。
また、ユニットバスの床は防水設計されていますが、水溜まりを作ることは避けたほうが賢明です。
とくにトイレ使用時の不快感を防ぐためにも、水はなるべく広げないようにしましょう。
バスマットは浴槽の出口付近に敷き、濡れた足で床を歩く機会を減らせるようにしておくと良いです。
また、忘れてはならないのが浴室のドアを閉めることです。
開放したまま長時間シャワーを使用すると、湯気が室内に充満し、最悪の場合はホテルの火災報知器が誤作動する可能性があります。
ほかの宿泊客や従業員に不要な心配をかける原因となりかねません。
手順②湯船に浸かる
ビジネスホテルのユニットバスを効果的に利用するためには、湯船に先に浸かるのがおすすめです。
なぜなら、体を洗ってからお湯を張ると、その間に体が冷えてしまう可能性があるからです。
体が温まった状態で洗うことで、より効果的に汚れを落とせるだけでなく、快適さも増します。
ちなみに、浴槽にお湯を張る際はシャワーカーテンを外側にしっかりと出しましょう。
後で水が床に飛び散るのを最小限に抑えられます。
お湯の量は、体の半分程度が浸かる深さが理想的です。
手順③シャワーカーテンを「内側で」閉めてから身体を洗う
湯船でゆっくりと体を温めた後、いよいよ体を洗う段階に入ります。
限られたスペースを最大限に活用しつつ、効率的に体を清潔にすることが理想です。
まず、浴槽の栓を抜いてお湯を排水し始めて、同時にシャワーを使って体や髪を洗い始めましょう。
新鮮な水で体を洗い流すことができ、より清潔感が得られます。
ここで最も重要なポイントはシャワーカーテンの位置で、必ずシャワーカーテンを内側に引き込んでください。
水はねを防ぎ、ユニットバス外の床を濡らさないための工夫です。
床が濡れると、使用後に滑る危険性が高まったりするため、この点に注意を払うことが大切です。
ちなみにシャワーを使う際は、できるだけ浴槽の中で行動し、水の飛散を最小限に抑えましょう。
髪を洗う時も、頭を低く保ち、シャワーの勢いを調整することで、水はねを防げます。
手順④濡れた身体や床についた水滴を拭き取る
体を洗い終えたら、浴槽内で体の水気をある程度取り、浴槽から出る際の水はねを最小限に抑えましょう。
ただし、浴槽内では動きが制限されるため、完全に拭ききることは難しいです。
そこで、ある程度水気を取ったら、事前に浴槽のすぐ外に敷いておいたバスマットの上に移動します。
このバスマット上で、残りの水分をしっかりと拭き取りましょう。
頭からつま先まで丁寧に拭くことで、体が冷えるのを防ぎ、快適な状態を保てます。
最後に、床の水滴を処理します。
使用したバスマットを活用し、ユニットバス内の濡れた箇所を丁寧に拭き取ります。
とくに、トイレ周りや洗面台付近は念入りに拭きましょう。
次にトイレを使用する際の快適さが格段に向上します。
【ちなみに】ユニットバスで使える3つのアイテム
最後に!ビジネスホテルのユニットバスをより快適に使いこなすための、知っておくと便利なアイテムを紹介します。
- 防水バッグ
トイレタリーバッグとも呼ばれる防水バッグは、ユニットバスでの滞在を快適にする強い味方です。
このバッグに着替えや自前のトリートメント用品を入れておくことで、湿気による不快感を防げます。
とくに長期滞在の場合、この小さな工夫が大きな快適さにつながります。
- ハンガーやS字フック
清潔さを重視する方にとって、バスタオルをトイレの蓋の上に置くのは抵抗があるかもしれません。
そんな時は、シャワーカーテンにハンガーをかけ、そこにバスタオルを掛ける方法がおすすめです。
限られたスペースを有効活用しつつ、清潔さも保てます。
- 入浴剤
ユニットバスで入浴剤を使用することに違和感を覚える方もいるかもしれませんが、実はこれが極上のリラックスタイムを生み出す秘訣です。
狭いスペースゆえにストレスを感じやすいユニットバスだからこそ、入浴剤の使用をおすすめします。
とくに大浴場や温泉のないホテルでは、入浴剤が至福のバスタイムを演出してくれます。
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