ホテルの部屋割りは、特別な要望がない場合、基本的にはホテル側の都合で決定されます。
例えば、夕刻にホテルにチェックインし、受け取ったキーに「209号室」と記されていたとします。
実は、この部屋番号に特段の意味合いがあることは、ほとんどありません。
多くの宿泊客にとって、これはとくに問題にはならないでしょう。
しかしながら、何か希望する点があれば、それをホテルに伝える(リクエスト)ことで、より満足度の高い宿泊が実現できる可能性が高まります。
つまり、部屋割りに関して特定の要望がある場合、それを遠慮なくホテルスタッフに伝えることがおすすめです。
そこで今回の記事では、ホテルの部屋割りについて解説していきます!
ホテルは部屋割りをいつ決める?予約時?チェックイン直前?
実は、予約が入った時点で、ホテルはすでに部屋割りを始めています。
まず、仮の割り振りとして、予約された部屋タイプのどこかに配置されます。
しかし、これは決して固定されたものではありません。
その後、様々な要因によって、一度決めた部屋の位置が大きく変更されることも多いです。
例えば、他の予約状況、特別なリクエスト、グループ予約の調整などにより、当初の配置から変更が生じる可能性があります。
興味深いのは、部屋番号の最終決定に関して、明確な期限が設けられていないという点です。
つまり、チェックインの直前まで変更の可能性があるということです。
これは、ホテル側が最後の最後まで、できる限り宿泊客のニーズに応えようとしている証でもあります。
ただし、この柔軟性は同時に、事前に特定の部屋を確約することが難しいということも意味します。
ホテルの部屋割りについてリクエストするならどんな部屋がいい?
ホテルへのリクエストについて、詳しく説明しましょう。
希望は以下のタイミングで伝えられます。
予約サイトにある希望欄(備考欄/要望欄)でリクエストする
予約後にメールや電話でリクエストする
チェックイン直前にフロントでリクエストする
予約したプランと同じ部屋タイプ内であれば、多くのホテルでは部屋の位置や階数などの希望を聞いてくれる傾向にあります。
例えば、シングルルームを予約した場合、同じシングルルームの中でも角部屋を希望したり、高層階を希望したりすることが可能です。
しかも、これらのリクエストは、多くの場合無料で対応してもらえます。
ただし、これは同じ部屋タイプ内でのリクエストに限ります。
シングルルームからツインルームへの変更など、部屋タイプ自体が変わる場合は追加料金が発生することがありますので注意しましょう。
ちなみにリクエストの種類として代表的なものは、以下の5つが挙げられます。
- 高層階もしくは低層階の部屋
- 角部屋
- エレベーターに近い、または遠い部屋
- 特定の階数の部屋
- 特定の部屋番号の部屋
これらのリクエストは、ホテルの空室状況や設備によって対応可能かどうかが変わってきますが、希望を伝えることで、より快適な宿泊につながる可能性が高まります。
ホテル予約の際には、ぜひリクエストしてみてはいかがでしょうか。
ホテルへのリクエストが通らないことはある?
結論から言うと、希望通りにならないケースも少なくありません。
とくに、部屋数が限られているタイプのリクエストは、ホテルも希望に沿えない可能性が高くなります。
具体例を挙げますと、高層階の角部屋などは、多くの部屋の中でもごく一部に限られます。
そのため、このようなリクエストは通りにくい傾向です。
また、ホテルによってはリクエスト自体を受け付けていない場合もあります。
これは見落としがちな点ですが、予約時に確認しておくことが重要です。
このように、リクエストはあくまでも「希望」であり、必ずしも保証されるものではありません。
しかし、希望を伝えることで、より快適な宿泊の可能性が広がることも事実です。
リクエスト可能なホテルなら、できる限り対応しようと努力してくれます。
予約時にリクエストを出す際は、「ダメ元」の意識を持ちましょう!そうすることで、たとえ希望通りにならなくても、宿泊を最大限楽しめます!
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